旧武田尾駅ジオラマ製作日記7
ホーム周りの製作
ホームにある街灯を製作しました。ホーム街灯は、津川洋行の電柱、および街灯を組み合わせて製作しています。
↑2つを組み合わせ着色
↑実際の写真にあるホームでの街灯(電柱)
実際に点灯します。マイクラフト製のLED照明を組み込み、配線しています。街灯は電球色、待合所は白色で点灯します。
川床の下地、川の製作。
旧武田尾駅は、武庫川沿いに沿った駅で、川と山に囲まれた駅です。ジオラマでも川が大きな割合を占めるので、川の製作は重要で緊張します。
実際の写真を見ると、水深は浅く、川床が見える感じで、大小さまざまな石が見えます。季節によって水量も違うと思うので、一概には言えませんが、春先の写真に撮った川を再現してみようと思います。なお、橋の橋脚のあたりには、水の流れの勢いを弱めるブロックも埋設されておりこれも再現したいと思います。
↑水流の勢いを弱めるブロック、大きめの岩、大小さまざまな石、白く波立つ川の流れ。
ジオラマ素材を提供しているモーリン製の川の石シリーズは、大小さまざまな大きさ、様々な色の石を販売されていて、とても役立ちます。また、ホームセンターに売っているキロ単位で買えるバラスも今回のジオラマで活用しています。また、大きな岩は、KATOの石膏を型に流して岩を表現するものを活用しています。
↑スタイロフォームを加工し、タミヤの情景テクスチャーペイントを塗布した橋脚。トミックスのジオコレの波けしブロックを流勢減少ブロックに見立てて、設置。大小さまざまな石を敷き、水で薄めた木工用ボンドで固着。石膏を型に流して、岩肌を表現したものも、設置
↓着色し、川床を表現
↑レジンを流す前に、枠を作り、かつ、隙間をグロスポリマーメディウムで埋めて、レジンが漏れないようにする。
上は今回使用したレジンです。川床を造った後、しっかりと枠を作り、レジンを流していきます。硬化するまで24時間かかりますので、ほこりが入らないようにカバーをしたり、どうしても気泡が出てくるので、気泡を出来る限りつぶしたりします。硬化したら、水の表面は、KATOの水表現素材、大浪小波で、水の流れを表現します。また、白波は、タミヤのテキスチャーペイント(雪)を使用して、水しぶきを表現しています。
最終的に出来上がったものがこちらです。
線路のバラスト、背後の山、樹木の製作。
線路のバラストは、KATOのバラスト、ブラウンとダークブラウンを使用。レールにバラストを敷いた後、水で薄めた木工用ボンドで固着。エアーブラシ―で、色を着色しています。
背後の山は、KATOのフォーリッジ、ライト、ミディアムグリーンを使用しています。樹木は、オランダフラワーという、いわゆるドライフラワーにグレーのスプレーで着色し、墨汁で黒く染め、グリーンのパウダーをまぶします。
上がオランダフラワーですが、150分の1の大きさの樹木に切って、使用します。なかなかリアルな木々を表現できる優れものです。木の絵を描くとき、木の幹は、子供のころ茶色で塗っていましたが、よく観察すると、木の幹は、グレーと黒の入り混じった色をしているんですね。
リアルさとは、自然をよく観察することだなと思いました。まだまだリアルさの道は程遠いですが、今後も追求したいと思います。
↑パウダーをまぶして、樹木です。
次回は、いよいよ完成写真です!
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